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出演者インタビュー 里中トヨコ×針生美智子

東京オペレッタ劇場『こうもり』の出演者の声をお届けするインタビュー。

第一弾として、東京オペレッタ劇場最初期から出演し続けている里中トヨコさん針生美智子さんのお二人に、東京オペレッタ劇場代表の角岳史が『こうもり』の稽古後にお話を伺いました。



【角】
お二人とも、稽古お疲れさまでした。
今回の東京オペレッタ劇場も10年目ということで、最初に立ち上げるきっかけとなった『こうもり』を取り上げることになりました。里中さんと針生さんは、その団体プレ公演的な『こうもり』から出演していらっしゃるわけですが、10年目を迎えて、今回の公演についてなにか一言いただけたらと思います。

【針生】
そうか、最初が『こうもり』になるんですね。どこでやったんでしたっけ。

【角】
南青山の曼荼羅ですね。

【里中】
あのときは、澤村翔子ちゃんと、武井(基治)くんに・・・・・・

【針生】
田中健晴くん。

【角】
あれが最初の公演になりました。実は、あのミニチュア版『こうもり』に出演していて、今回も出ているのは、お二人だけです。里中さんは、実は東京オペレッタ劇場劇場のほとんどの作品に出演してますよね。

【里中】
そう、『ボッカッチョ』も東京公演には出ていなかったけれど、学校巡回公演での再演なんかを入れたら、作品としてはほとんど出てるかも。

【角】
出ていないのは、市原悦子さんも出た『紅いリンゴ』とか、あちこちで再演を重ねた『二人版メリーウィドウ』とかそれくらいですかね。

【里中】
10年かぁ。10年というのはあっという間ですね。

【針生】
そんなに経っていない感じがしますね。私は何年か出られなかった作品があったんですね。『伯爵令嬢マリツァ』とかあのあたり出られなかったので。この間の『天国と地獄』が結構久々だったかなと。あれも強烈なキャラをやらされたけど、今回の『こうもり』のアデーレもかなりぶっ飛んだキャラクターになりそうで。

【角】
アデーレといえば、あれですよ。東京オペレッタ劇場は、毎回舞台上でなにか本物の食べ物を食べる、というのが毎回の恒例になっているのですが、あれは針生さんのアデーレがハッピーターンを食べて登場したのが始まりです。本物のハッピーターンをボリボリ食べながら現れ、そのまま歌に突入するという・・・・・・

【針生】
あれは角さんがそうしろというから。私はハッピーターンが大好物だと云ってみただけで。

【角】
じゃあ是非今回の『こうもり』でもアデーレには何か食べてもらいましょう(笑)。お客様にもそこがみどころです、みたいな。
そういえば皆さん、なんでこの団体を一緒にやろうと思ったんですか?

【里中】
まあ、それは角岳史がなにか面白いことをやりそうだと。

【角】
でも、最初は日本オペレッタ協会で歌手と指揮者ということでみんな一緒に仕事をしていて知ってはいたけど、私がどんな台本を書くかとか、どんな舞台をプロデュースするかとか、わからなかったわけじゃない。私もそういうことは特別していなかったわけだから。

【里中】
それは人間性じゃないかしら。あなたの。なにかやりそうだという感じはしてたから。

【角】
そうですか、ありがたい限りですが。

【里中】
良いものを作りそうだという感じもあったし、私たち歌手のことをとても考えてくれるっていう感じはとてもあった。

【角】
でも、あの最初に曼荼羅でやった実験公演の『こうもり』は、今考えるとまだ寺崎先生の影響下であったわけで。

【針生】
そう、あの時は最後のリハーサルを寺崎先生が観に来ていた。

【里中】
そうだったね。あの曼荼羅もそうだったし、内幸町ホールでもだけど、大きくない空間で、お客様ととても近いところで演じるっていうことは、とても大事だし共感してますよ。

【角】
今後、東京オペレッタ劇場でこんな作品をやってほしいとか、こんな方向に進んでほしいというのはありませんか。また次の10年に向けて。

【針生】
こんな方向っていうのは難しいけど、やっぱり10年やってきて、東京オペレッタ劇場の団体としての特徴とか、カラーっていうのが決まってきたって感じはしますよね。それは角さんの頭の中にいろいろあるものかもしれないし、また集まってくるメンバーとか、そういったものを含めてね。

【角】
これからの抱負とか。

【針生】
自分がここで何をっていうことはわからないけど、団体としてオペラをやっていくというのはいい方向じゃないんですか。オペレッタだけじゃなくて。

【角】
前に『魔笛』をやったように。

【針生】
そう。オペラも同じように日本語で、こういうふうにコンパクトに。日本語で上演する良さっていうのは、お客様がその場ですぐにわかるってことだし、それがいろいろクリアに芝居とも一つになって作っていくみたいな。演出と指揮を一人の人がやっている利点、音楽と芝居が離れていかない、一つにくっついているっていう感覚は、オペラでももっと試していいんじゃないかなと。

【角】
オペレッタで今やっているような方向性で、もっとよく知られたオペラ作品などもやっていくべきだと。それは、セリフありのオペラに限ってのことでしょうか。それとも『ボエーム』みたいなセリフがもともとないオペラなんかでもかな。

【針生】
どっちもありだと思います。どんどんやってみたらいい。

【里中】
私も前に『魔笛』をやったときに感じたけど、日本語でオペラをっていう新しい展開がもっとあっていいと思う。難しいかもしれないけど。ただ、それはできると思う。

【角】
まあ、オペレッタだオペラだって、あまり関係ないかもね。何のジャンルを作る団体だってことが大事なのではなくて、「どういうコンセプトで」作る団体なのかが一番大事なのかも知れない。オペレッタもオペラも関係なく。

【里中】
そう思います。そういう意味では、幅が広い団体になってきたのかも。

【針生】
そうそう。どんどんやったらいい。

【角】
じゃあ、勇気を持って『ヴァルキューレ』でもやりますか(笑)。それでは皆さん、まずは目の前の『こうもり』を楽しいものにすべく頑張りましょう。今日はありがとうございました。


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東京オペレッタ劇場

Author:東京オペレッタ劇場
楽しい音楽劇"オペレッタ"をオリジナルの日本語訳詞と台本で上演する東京オペレッタ劇場の公式ブログ!

【次回公演】

『こうもり』
2018年2月
内幸町ホール

詳細は公式Webサイトで!

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