あなたの(体育館の)いろに染まります!
文化庁巡回公演『小鳥売り』は順調に公演を重ねています。
毎日違う体育館やホールでの公演となるため、その音響的な条件は極端に異なります。
ひとくちに体育館といっても、とてつもなく残響の長い体育館もありますし、逆にほとんど響きのない体育館の場合も。
オペレッタは日本語の歌詞と日本語のセリフで演じられるので、歌手の声が聞こえても、歌詞がはっきり聞こえなければ意味がありません。
歌手のみなさんも毎日苦労しながら歌い方、いい方を変えていますが、舞台の下の楽器演奏者のみなさんもカメレオンのように演奏法を変化させています。
歌とのバランスを取りながら音量を細かく変えていくことはもちろんですが、音の長さを極端に変えたり、弾き方を工夫したりと、その会場にぴったりな、歌がよく聞こえるような演奏をするために細心の努力を続けます。
どれだけ、引き出しを持っているのか、どれだけ引き出しを増やせるのか。
学校での公演ツアーは毎日が新鮮です!